日本にカジノ施設ができるとギャンブル依存症は増えるのか?

日本にカジノができると成人を迎えている人なら遊びに行くことができるのでギャンブル依存度は高くなるのではないか、このように考える人は多いといえます。
オンラインカジノなどにはまっている人は、実店舗で遊びたいと考えるケースが多いのでこのように考えることもできるわけです。
現在、パチンコやパチスロ、競馬や競輪など日本の中で遊ぶことができる人の多くはカジノでも遊んでみたいと思う人が多いでしょうからギャンブルに対する認識はより広範囲になることは間違いありませんし、今までパチンコやパチスロなど公認になっているギャンブルで遊んだことがない人も遊びに行くとなると多少依存する人は出現する可能性はゼロとはいい切れませんよね。

ただ、日本の中にお店ができたとしても依存度は増えないともいえます。
その理由は、お店ができるのは主にリゾート地でありそのような場所に頻繁に行くことができないからです。
例えば、沖縄県の那覇市にお店ができたとすると東京に住む人は沖縄まで飛行機を利用して通う必要がありますし、東京から沖縄までは片道約2時間半のフライトですし早割などを利用したとしても往復の航空運賃は決して安いものではありませんので頻繁に出かけることなどは不可能です。

これが東京の新宿や渋谷など比較的身近な場所に出現すれば話は別ですが、日本の中で誘致となっている場所は遠方の地域ですからこれを考えるとギャンブル依存症が増えるとはいい切れないわけです。
法案成立になっているけれどもそれは統合型リゾート施設であり、その施設は3つが候補になっているので旅行などを兼ねて遊びに行く人はいてもわざわざ高い飛行機代を支払って出かけることはないでしょうね。

物理的な距離が大きなポイントになって来ますが、掛け金に上限が設けられていない競馬や競艇などの公営競技やパチンコやパチスロなど、これらの売り上げが勝たない理由の中にはこのような意味も含まれると考えられます。
パチスロにおいては10倍以上の売り上げがあるといわれていますが、これはまた別の話です。
人によってはわざわざ足を運んでディーラーとの勝負や駆け引きを楽しむケースもあるかと思われますが、パチスロに向けたものであってルーレットやバカラなどのゲームではない可能性も高いわけです。
これはいい換えればパチスロでは遊んでみたいけれども、バカラやポーカー、ルーレットなどは眼中がないともいえるもので、パチスロよりもビデオスロットに興味があるなどの場合はサイトにアクセスすればいくらでも遊べるところはあるのでお店ができたとしても行く人は少ないといえます。

仮に興味を抱く人というと、休暇が長くあるような仕事をしていてお金に余裕がある人、さらに競馬などの公営ギャンブルを一通り楽しんでいたり、休暇になるとパチンコ店に足を運ぶようなギャンブル好きなどのみで、現在パチスロで遊んで楽しんでいる人などは遠方にあるカジノ店に興味を抱くことは少ないといえます。
施設の建設予定地としては大阪や東京、和歌山や長崎など色々な地域が候補になっているものの各都道府県に1店舗以上が設置されるなどはかなり先になることであり依存症が増えるわけではありません。

ちなみに、入場するためには6千円の入場料を支払うなどこのようにいわれているのですが、パチンコ店などに入るのにこのような入場料を払わないとならないとなれば誰も利用することはないと考えられますよね。
金額が半額になったとしても興味本位で一度は行くかもしれないけれども頻繁に利用したい思うような人は少ない、これも日本の中にカジノ店ができたとしても利用する人が少ないと考えさせられる部分です。