ランサムウェアとは

総務省が2020年に調査をしたところ、パソコンを所持している家庭は全国で約5100万世帯もあることが明らかとなりました。
普及率でいえば90パーセントであり、1990年代の15パーセントから飛躍的に伸びたことがわかるでしょう。
1998年に当時の政権が掲げたデジタル改革が成功を遂げたことが伺えます。
インターネットの普及により、われわれの生活環境は非常に便利になったものです。
パソコンとネット回線があれば、自宅に居ながらにして映画を視聴したりオンラインゲームに興じることも可能です。
さらに2020年からはICT改革も推し進められており、学校の教育をオンライン授業に切り替えるようにもなりました。
お仕事でも以前は毎日会社に通勤をしていた方でも、在宅ワークになっている方が大勢いらっしゃいます。
ネット回線は今では、社会のインフラ設備といっても言い過ぎではありません。
パソコンでお仕事をなさる場合、常時接続の環境下で利用をなさるでしょう。
会社の資料を見つけたり、参考にしたい情報をwebページで閲覧をすることが多々あります。
その際、思わぬ落とし穴に引っ掛かる可能性があるので注意をしなくてはいけません。
その落とし穴となるのが、ランサムウェアです。
そこでここでは、このランサムウェアの概要について解説をしていくことにしましょう。
ランサムウェアとは一種のコンピューターウイルスのことを指します。
特定のwebページ内に仕込んでおり、ページ内の指定の箇所をクリックすることで感染をします。
コンピューターウイルスはプログラムで構築をされており、対象となった情報端末に感染をするとデータを流出させる恐れがあります。
新聞やニュース等で企業が顧客情報を外部の流出をさせたという報道を一度は目にしたことがあるでしょう。
その原因となっているものの大半がランサムウェアです。
また、感染したコンピューターを通じて、さらに別のマシンに伝播をするのも特徴です。
もしも企業のコンピューターがこのウイルスに感染をした場合、ネットワークにつながっているすべてのマシンに影響を与えます。
ではどのように対処をすればいいのでしょうか。
方法は非常にシンプルで、アンチウイルスソフトをインストールすることです。
このソフトウェアは、対ウイルスソフトとも呼ばれています。
数多くのIT企業から製品化をされていて、コンピューターウイルスの感染からパソコンを守ってくれるのが特徴です。
ランサムウェアは毎日そのプログラムが変化をしているため、古いソフトウェアを入れていても効果はありません。
大半のメーカーでは1年単位で有償のアップデートサービスを用意しているため、必ず利用をするようにしましょう。
最新ソフトであれば、常に新しいデータに書き換えられるのでしっかりと対策をとることが可能です。
そしてランサムウェアを防ぐもうひとつの方法が、怪しいサイトにはアクセスをしないということです。
昨今はさまざまなコンテンツを用意してるwebサイトが存在します。
そのすべてが安全というわけではありません。
魅力的なコンテンツや情報を発信しているサイトも多く、目にしたいと思われる方も多いことでしょう。
比較的日本国内のサーバーに用意をされているwebページは安全ですが、海外のサーバーにアクセスをしないといけないものは要注意です。
なるべくドメイン名が日本になっているものに限定をして利用をしていき、大切なデータとマシンを守るようにしましょう。
もしもウイルスに感染をしてしまったら、すぐにLANケーブルを端末から外して情報の流出に努めないといけません。
常に最善の方法をとることで予防ができます。